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しかるVSほめる
「しかる」ことも「ほめる」ことも実は、心も体も伸び盛りの子どもにとって
は、とても大切なことだと思います。
子どもがいけないことをすればしかります。よいことをすれば、当然ほめま
す。これは、保護者にしても、先生にしても同じことです。
しかし、日常のことなので、「しかり方」「ほめ方」をじっくり 考えることは難し
いのではないでしょうか。
「しかる」といっても、たいへん難しいテクニックだと思います。
まず、タイミングです。それを逃すと効果どころか、逆効果になってしまうこ
とがあります。
私は、その場でビシッとしかり、子どもが「自分が悪いことをしたから、しか
られた」と分かった時を逃さずにしかることがよいと思っています。
1 いつまでもクドクドと尾を引かないこと
2 ヒステリックにならないこと
3 前にしかったことまで、持ち出さないこと
4 反論したときは、打ち消さないで子どもの言い分を聴くこと
子どもの気持ちになって考えて、子どもの目の高さまで下りることができる
ようなしかり方なら、それは素晴らしい、しかり方であると思います。よく「ほ
めて育てる」ということを聞きますが、ほめることを忘れてはいないでしょう
か。子どもは、ほめられれば一生懸命やります。親子で何を今さらと思わ
ず、ほめてみてください。ちょっとのことでも構いません。 こうして考えてみる
と「ほめること」「しかること」どちらも難しく、しかもタイミングが大切ではない
かと思います。
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