3月11日に寄せて
2020年3月11日 08時25分3月11日
学校でも半旗を揚げて,追悼の意を捧げています。
以下,先日,校内放送で全校生に伝えた校長先生からのメッセージです。
2011年3月11日,大きな地震が日本を襲いました。福島県も地震でたくさんの家や学校がこわれました。そして,その地震の後の津波で多くの人が亡くなりました。さらに,福島原子力発電所の事故で,福島県では,今なお自宅に帰ることができない人がたくさんいます。
亡くなった人たちの中には,皆さんと同じ小学生もいました。生きていれば楽しいことがたくさんあったはずなのに。ですから,皆さんは,「死ね。」とか「殺す。」という言葉を絶対に言ってはなりません。ちょっといやなことがあったときに,「死にたい。」と思ってはいけません。生きたくても生きられない命があったこと,夢があったのにそれをかなえることができない人たちがいたことを忘れないでください。生きていればいやなこともありますが,それ以上に楽しいことがいっぱいあります。これからも命を大切にしてほしいと思います。自分の命は自分で守る。友だちの命もみんなで守る。
今日,3月11日は,ニュースなどで東日本大震災のことがたくさん報道されると思います。これを機会にもう一度命について考えてみてください。