こんなことがありました!こんな予定です!

優しい笑顔に

敬老会のイベントでの参加でした。

歌った曲は「プレゼント」「百八歳まで」の2曲でコンクール曲とはいえ、偶然にも敬老会にふさわしい曲目でした。

コンクール終了からほとんど練習をしていなく、二日前からの昼休みのみの練習で敬老会に臨みました。コンクールに関わっていなくても、人前で歌うのだから一切妥協してはいけない、いい加減な曲作りでは失礼になる!と2日間カツカツ練習しましたが、本番に強い彼らは、のびのびと明るい響きで、今年の特設合唱部らしい塩中サウンドを会場いっぱいに響かせてくれました。会場も歌いやすかったです。合唱は心を込めて「な~がい~きし・よ・う♪」というメッセージは伝わったと思います。

 その後ふれあいタイムがあり、中学生はおじいちゃんおばあちゃんの隣に自ら積極的に行き、握手からはじまり一緒に手遊びなどをしました。きちんと目を見てふれあっていました。そのときの生徒たちの表情は普段の練習では見ることが出来ないほどの優しい表情でした。生徒たちの持っている本来の優しさがこの特老ほほえみ訪問で見ることができました。短い時間でしたが、生徒もおじいちゃんおばあちゃんと心を通わせることが出来た貴重な体験になりました。合唱の披露以上に今回の訪問は、演奏そっちのけで感動できるものになりました。スタッフの方々もとても丁寧に我々を迎えてくださったことにも感謝しています。

 特設ですが、合唱部として、音楽以外でのさまざまな体験や、心の経験が最終的には音楽の表現力につながるので、いろいろ体験させたいと常日頃から思ってはいたものの、コンクールに追われ、実践的な合唱練習を優先してきてしまっていました。今回の体験を通して「百八歳まで」にさらに説得力持たすことができ、新たな表現ができるのではと思い、このメンバーでこの曲をさらに深めていきたいと顧問として欲を持ってしまいました。それよりも教員として、生徒たちの本来持っている優しさを引き出してくださったおじいちゃんおばあちゃんに感謝の気持ちでいっぱいです。今回の訪問は生徒共々、感動しながらすがすがしい気持ちで帰ってくることができました。(特設合唱部顧問)


  合唱部の部長(3年)は「今夏猛練習した『プレゼント』と『百八歳』をシルバーの方々の前で歌ってきました。感動して涙を流している人もいました。ふれあいの時間では孫と遊んでるみたいと喜んでいらっしゃいました。とても嬉しかったです。」ふり返っていました。
 生徒達にとっても心温まる貴重なひとときになったようです。