道徳の授業(6年)より
本校では、現職教育を道徳科の研究を中心に進めています。指導者はどのような思いをもって授業を行い、子どもたちは授業を通してどのような考えを持ったのか等を紹介していきます。第1回目の今回は、萬實教諭による6学年の授業です。
○ 主題名:きまりを守る意味
○ 授業にこめる願い
・ 社会の一員として自覚を持って公徳を守り、進んでよりよい社会をつくろうとする意欲を高める。
・ 東日本大震災の日本人の行為を話し合うことを通して、他人の権利を理解し、社会や集団の一員としてきまり
やマナーを守ろうとする子どもを育てる。
○ 手立てと授業の様子
【手立て①:地域の教材・人材の活用】
東日本大震災をいわき市で体験した養護教諭の話から教材文の内容をより深くとらえられるようにする。
→実際に体験した話を聞くことにより、当時の非日常な現状を知ることができた。そんな大変なときだ
からこそ、ルールを守ることができる人もいれば、そうでない人もいたという日本人について深く考
えるきっかけとなった。
【手立て②:中心場面の重点化】
自分と友だちの考えの相違点や共通点に気づきながら互いの考えが深まるように板書構成を工夫する。
→ネームプレートで考えを黒板に位置づけることで、自分と友だちの考えを比較することができた。
また、自分達の考えと普段ニュースを見て感じていることを重ね合わせながら、話し合うことで自分
の考えを変えたり、深めたりする児童が見られた。
○ 子どもの感想・振り返り
○町のごみや犬のふんなどからも、決まりを守らない日本人も多くいると思う。東日本大震災の時だけでなく、今も
しっかり決まりを守らないと意味がない。ぼくは、そんな人たちに声をかけられる人になりたい。
○私は自分にできる簡単なことからやっていきたい。例えば、マスクをつけたり、外出を控えたり。やってだめなこ
とは、やらない人になりたい。
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