3年生、震災講話を聞く

 本日、3年生は総合的な学習の時間に「震災講話」を行いました。講師に、大熊町立大野小学校の志賀仁教頭先生をお招きし、「震災を経験して学んだこと」というテーマでお話をいただきました。志賀教頭先生は、当時、大熊町にお住まいで、富岡町の中学校に勤務されておりました。卒業生を送り出した後、東日本大震災に見舞われたそうです。本校職員と旧知の仲だったことから講師を依頼し、快く引き受けてくださり、今回の授業が実現しました。

 志賀教頭先生は、とりわけ原発事故による影響や避難生活について、写真を交えてお話しくださいました。講師を依頼しておきながら、苦しかった過去を思い出させてしまい、申し訳ない気持ちになりました。志賀教頭先生は最後に、「感謝」「人との出会い」「今を生きる」「ピンチをチャンスに」と自身が体験したことから学んだことを、生徒たちに思いを込めて語ってくださいました。

 生徒たちは、「今ある日常が当たり前ではないから大切にしていきたい」「苦しいことがあっても前向きに生きていきたい」と感想を述べ、志賀教頭先生のお話をしっかり受け止めていました。ある先生と志賀教頭先生の「縁」が、三中生との「縁」に結びつきました。将来、三中生と大熊町、喜多方市と被災地の縁へと発展していくことを願っています。