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関柴小News
日本はチャンスの国
2024年7月4日 10時00分私(佐藤)は、3年間タイ・バンコク日本人学校(=以後 日本人学校)に3年間、勤務させていただきました。その時のことを全校集会で、子どもたちに話をしました。話のダイジェストは、
ひとつ目は、バスです。当時、児童生徒数は、小中学校で約2,000名です。(小1は9組までありました)登下校は、ほとんどがバス通で、その数97台でした。子どもたちをバスまで送り届けるのですが、バスを探すのに一苦労しました。さらに、排気ガスの量が半端ではありません。スモッグ状態です。しかし、人の体は不思議なもので、何と、その排気ガスを吸い込まないように鼻毛が伸びました。本当の話です。
ふたつ目に、時々、子どもたちに注意を促す緊急放送があります。それは樹木の上方に潜んでいて、突然姿を現します。正体は、グリーンスネークです。目の前で、見ましたが、とてもきれいなエメラルドグリーンで、うっとりするような美しさです。その動く姿はまさに宝石のようでした。(咬まれると、45分後に呼吸困難に陥って、命に関わることがあるそうです。)
タイの南部(ナコンシータマラート)に教員の研修で現地の小学校の視察に行くことになりました。そこは、タイ現地の学校の現実が待っていました。
それは、「机、椅子、黒板はぼろぼろ」「筆記用具もままならない」「楽器など教材が揃わない」「運動着もない」「プールもない」、日本の学校とは比べものにならないくらいの学習環境でした。学校に行ける子どもはまだ、幸せな方で、親の都合で働かされてる子どももおり、「日本の子どもたちは、本当に幸せだな。」と思いました。
日本人学校には、タイ人の教員もおり、その方は大学時代、日本に留学した経験から「タイは貧富の差が激しい。だから、生まれた時から貧しい人は貧しい。お金持ちの人はずっとお金持ちなんです」とのこと。
「日本はチャンスの国。がんばったら、がんばった分だけ自分に返ってくる国。日本はチャンスの国です。」
子どもたちには、この恵まれている教育環境で伸び伸びと成長することを願うばかりです。