こんなことがありました!

あいさつ

 毎朝の子どもたちの元気なあいさつはたいへん心地よく、私自身、今日も

一日がんばるぞ、という気持ちにさせられます。新聞に「あいさつ」に関し

て、次のような記事が載っていました。

 〇月〇日、小雨のディズニーランド。雨でスカートが足にまとわり

ついて回転遊具に乗れない女性がいた。夢が叶って神戸からやっと

訪れ、やっと乗れるチャンスなのに…ランドのキャスト(男性社員)

がゲスト(女性)に「お乗りなさい。私のひざを踏み台にして」と一

言。キャストのズボンは汚れた。女性は感動し一通の礼状が届いた。

ディズニーランドの理念は、コミュニケーションと感動を与えるこ

と。ゲスト(来場者)に8,000人の社員が声をかける。「こんにちは」

社員は、さわやかな笑顔とアイ・コンタクト(目線)をお客さんに送

り、心を込めて歓迎する。「いらっしゃいませ」とは言わない。歓迎

のあいさつとして定着した言葉だが、これではお客さんからの返事が

ないからである。「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」だとお客

さんから「おはよう!」と明るい返事が必ず返る。ゲストとキャス

トの“対話”が大きな感動を与え、リピート客(入場2度以上)の誘因

になるそうだ。

 たかがあいさつぐらいと思いがちですが、サービスを主とする企業にとっ

ては明暗を分けるくらい大切なことなのです。あいさつとは、漢字で“挨

拶”と書きます。“挨”には“ひらく”という意味があり、“拶”には“せまる”とい

う意味があります。“ひらく”とは“心をひらく”ことであり、“せまる”とは“相手

に近づく”ことであると言われています。さわやかな笑顔とアイ・コンタクトを

送り、心を込めたあいさつを心がけることができるのであれば、それは何事

にもかえがたい素晴らしいことであると思います。