こんなことがありました!

「『震災に関する講話』&『校長卒業式』!」!

今週末はいよいよ「卒業式」。3年生にとっては中学校生活最後の週となりました。今週も「朝の集い」からのスタートです。今日の「朝の集い」は、例年、この時期に行っている、校長による『震災に関する講話』でした。震災から少したった6月頃のいわき地区の映像を見たあと、今年は、「震災で犠牲になった多くの方々から、何を学び、どう生きていったらいいのか。」ということについて、谷川俊太郎の「そのあと」という詩と「生きる」という詩を紹介しながら話をしました。「何があっても、どんな困難なことに出会っても、死んではならないということ」「生かされた命を大切に生きなければならないということ」を伝えました。真剣なまなざしで、まっすぐこちらを向いて、話を聞いてくれる生徒達の姿に、胸が熱くなる思いがしました。

  

「朝の集い」が閉会した直後、いつもと違う動きになったかと思うと、生徒会長の荒井さんから、サプライズでの「校長卒業式」を行うとの通知があり、早速、式が始まりました。最初に生徒代表者による呼びかけがあり、続いて生徒会長の荒井さんから、校長(投稿者)への「卒業証書」が荒井さんから手渡されました。さらに、引き続き記念品として各学年からメッセージと色紙をいただきました。生徒達の温かいメッセージと心のこもった呼びかけの言葉に、思わず涙がこぼれました。退職前の3年間をここ高郷中において、高郷中の生徒と過ごすことができて本当によかったと、改めて思いました。力不足の校長で、皆さんには何もしてあげることができず、申し訳なかったのですが、私にとって、ここで過ごした3年間はかけがえのない財産であり、一生忘れることのできない思い出となりました。皆さんとの出会いと、共に過ごした日々に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。