こんなことがありました!

全校道徳&特別の教科 道徳研修会

11月30日(水)

5校時目に全校道徳を行いました。講師に日本大学工学部の渡邉真魚先生をお招きしました。渡邉先生は、以前は福島県内の中学校の教員として勤務しながら道徳の研究をされていました。現在は大学の教授として、日本大学で教員を目指す学生のために授業しながら、道徳の研究を続けられています。学校で使用している道徳の教科書の編集にも関わっており、全国的にも有名な先生です。

全校道徳では、「友情」をテーマに、「ユアストーン」というタイトルで授業が行われました。始めに、友情についての言葉を述べた11人の先人の考え方から、自分が思う友情に近いものを1つ選び、選んだ理由をペアで伝えあいました。その時に、自分が考える「友情」についても伝えあいました。次に、相手をイメージしながら、相手にぴったりだと思う石を河原に拾いに行きました。(実際は、廊下に河原をイメージする箱を用意して、そこから選びました)。生徒たちはたくさんの石の中から、相手にぴったりだと思う石を真剣に選びました。最後に、その石を選んだ理由を伝えながらお互いに石をプレゼントしあいました。生徒たちは、いつもの道徳の授業以上に活発に意見を交換し、石をプレゼントしてもらう時には、笑顔も見られ、とてもいい表情をしていました。渡邉先生は、生徒が自分から発言したり行動することをじっくりと待つ先生で、最後に、「自律が大切」ということを生徒たちに伝えていました。普段、意見が出なければこちらから指名してしまうことが多い私たち教員にとっても勉強になることが多い授業でした。

放課後には、教員向けの研修会を行いました。各学年の教科書に載っている「友情」がテーマの教材について、学年ごとに発問を考えました。同じ「友情」の授業でも、内容によってはロールプレイやP4Cなどを取り入れるなど、授業法についても様々な提案がありました。とても充実した時間でした。来週からの道徳の授業の実践がとてもたのしみです!