令和7年度テーマ

           考 え る
~スクラム・ジャンプ~
頭:解決のために考える心:相手のことを考える体:健康について考える
今日の言葉 賢者は議論よりも行動を重んじる by 吉田松陰
※写真は、保護者の方や本人の承諾を得て掲載しています。
横並び(全員校章付き)

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関柴小News

スポーツマンである前に

2024年11月15日 09時00分
ミーティング

 バンコク日本人学校(以後 日本人学校)でのこと。私(佐藤)は、サッカー部の担当でした。日本人学校5年生とタイのナショナルチーム(以後 タイチーム)5年生が試合を行うことになりました。そのタイチームは、かなり強いということを聞いていました。しかも、そのタイチームは次の週、ヨーロッパ遠征が予定されているそうで、日本人学校の子どもたちにとっては、相手が強ければ強いほど、サッカーの技術面で勉強になると思っていました。でも、試合以上に勉強になることがありました。 

「サワッディーカップ(こんにちは)」

「サワッディーカップ(こんにちは)」 

 試合会場に入った瞬間でした。タイチームの子どもたちが次々に大きな声であいさつをしてきます。このとき、

(今日の相手は本当に強い。)

 と肌で感じました。しかも、動きは機敏、集散が速い、まるで、すでに試合が始まっているかのようでした。

 試合結果:0-8 

 日本人学校の完敗でした。おそらく、試合会場に入った時から勝負は決まっていたのかもしれません。私は、試合内容よりタイチームから学んだことがたくさんありました。相手が『ナショナルチーム』だから、ではありません。やはり、強いチームはサッカーの技術以外にもあいさつ、かけ足で集合、話を目で聴く、整列の速さなど、ひとつひとつのことがしっかりできているのです。 

「サワッディーカップ(さようなら)」

「サワッディーカップ(さようなら)」 

 帰り際に、タイチーム全員がビシッと整列し、大きな声であいさつしてきました。

 今、やるべきことをきちんとできるタイチームの子どもたちに「スポーツマンである前に」を教えられた一日でした。