令和7年度テーマ

           考 え る
~スクラム・ジャンプ~
頭:解決のために考える心:相手のことを考える体:健康について考える
今日の言葉 賢者は議論よりも行動を重んじる by 吉田松陰
※写真は、保護者の方や本人の承諾を得て掲載しています。
横並び(全員校章付き)

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関柴小News

最近思うこと 2

2025年12月5日 10時00分
ミーティング

  将棋の対戦をテレビなどで見たことがあるでしょうか。将棋は勝負の世界ですから、年上とか年下という年齢は関係ありません。たとえ、自分の子ども、孫ぐらいの年齢の棋士に負けたときでも、「負けました」と言って、負けを認め、さらに頭を下げるのが正しい投了の仕方です。自分の負けを認めなければならないルールです。

 同じように高校野球の世界でも似たようなことがあります。各都道府県の代表校が野球を通してプレーを競い合います。あるとき、大差で負けてしまったチームがありました。そのチームは、勝てる見込みなどなくなってからも、最後まで全力プレーをやめませんでした。全力で戦っていたのは選手だけではありません。応援団も、観客も選手とともに全力でした。さらに、甲子園では負けたチームの選手・応援団・観客は勝ったチームの校歌をじっと聴かなくてはなりません。勝った相手の校歌を聞きたくないという複雑な気持ちになるのも無理はありません。しかし、これこそが将棋の世界と同様に、勝者をたたえ、自らの負けを正しく受け入れる姿勢なのです。

最近「キレる」「やる気をなくす」という言葉があるように「我慢する」「耐える」ことがなくなってきているような気がします。

これから大人になるにつれて、失敗することや我慢しなくてはならないことがたくさん増えてきます。

けれども、それを恥じることはありません。どうして、そのような結果になってしまったのかを、自分でよく考えればいいと思います。何が起きて、その時自分は何をしたのか、どのような結果になったのかを確認することが大切ではないでしょうか。 
 そして、また同じ状況になったとき、次はどうすればいいか考えることが必要です。何もしなければ失敗はありません。何もしなければ確かに失敗はゼロです。
しかし、何もしなければ、前進も、成長もありません。
 どうか、その失敗を貴重な糧として、次に同じ状況になったとき”次はどうすればよいか”考え、立ち向かう力を身につけてくれることを心から期待しています。
 

失敗と書いて「せいちょう」と読む  by 野村克也