「成績アップ必勝法」についての講演会がありました。

 その方法とは、

　「成績を伸ばすには、２つの方法があります。ひとつは、声に出して読むこと。もうひとつは、教え合うこと。」とのこと。 

　ひとつ目に「声に出して読むこと」、私も内心（えー、そんなこと、すぐにできそうだな）と思っていましたが、これが実際難しいです。読むは読むでも、間違いなく、声に出してスラスラが結構たいへんです。考えてみると、声に出して読むことは、頭に響きます。よく、昔から「書いて覚える」と言いますが、それと同じことだそうです。　 

  ふたつ目に「教え合うこと」、人にものを教えることはたいへんな力が必要になります。教えられる方のだいたい１０倍くらいでしょうか。例えば、カレーのつくり方にしても、つくったことのない人に教えようと思えば、結構骨が折れますし、時間もかかります。「教える」ということは、案外すごいことなのかもしれません。 

教えることは２度学ぶことである　by　ジュベール　

　本校では、研修担当の教員ＫＹを中心に、全教員が子どもたちが主体的に取り組めるよう授業を進めています。そのひとつに話し合いの機会を設けており、問題に戸惑っている友だちがいると、みんなで教え合っています。教える方は、自分の答えを確認しながら教えていますし、教えられる方は、友だちの優しい言葉かけに奮起してがんばろうとしています。それが、全体のやる気につながっています。

　何よりも、みんな仲よく、しかも、楽しく勉強できる雰囲気こそが一番の成績アップ必勝法であると思います。