令和7年度テーマ

           考 え る
~スクラム・ジャンプ~
頭:解決のために考える心:相手のことを考える体:健康について考える
今日の言葉 賢者は議論よりも行動を重んじる by 吉田松陰
※写真は、保護者の方や本人の承諾を得て掲載しています。
横並び(全員校章付き)

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関柴小News

最近思うこと

2025年2月28日 10時00分
ミーティング

 「子どもはゲームばっかりやって勉強をしないんです。」という話がよく耳に入ってきます。子どもたちはTVゲームが大大大好きです。 

 実は、正直言うと私もTVゲームが大好きです。例えば、古いですが、「桃太郎電鉄」「スマッシュブラザーズ」「マリオカート」「ストリートファイターシリーズ」「ファミリースタジアム」などのソフトは、たいへん面白いです。

 「こんな面白いもの、いったい誰がつくったんだ。」と思います。

 しかし、「ここで、TVゲームをどんどんやりましょう。」と奨励しているわけではありません。

 私の場合、TVゲームは面白いのですが、基本的にコンピュータ相手では、それほど面白くなく、人間相手が面白いのです。友だちとゲームすると、お互いに表情が分かるし、思わず興奮もするし、本気になってしまうこともあります。あくまで、TVゲームを通しても、自分の相手は人間ということです。 

 心配なのは、TVゲームの画面とだけにらめっこしている子どもです。コンピュータ相手だとコントローラの操作だけで済みます。やればやるほど上手くなっていき、ある一定のレベル、点数を取るとコンピュータが褒めてくれます。コンピュータは全てを受け入れてくれます。上手くいかなかったら、リセットボタンで、全てなかったことに。そこには、嫌なことなんてありません。それもTVゲームの魅力のひとつであると思いますが、私はそこが

一番コワイところに思えてなりません。 

 友だち同士の中で「あんなこと言われて嫌だった。」という経験は、子どもたちの発達段階では大切なことです。「こういうことを言うと相手は傷つくんだな。」と思ったところから相手に対する思いやりの心が生まれると思います。 

 嫌なことから逃げ回り、または相手の痛みを知らずに、自分の都合のいいことばかりしか選ばない子どもが大きくなって社会に出ていったら、どうなるでしょうか。考えただけでも恐ろしいことです。 

 関柴小の子どもたちに限って、そんなことはないと思いますが、陰湿ないじめや児童虐待などのニュースを聴くと、とても対岸の火事には思えません。