「話を聞くこと」は、すべての学びの基本です
2025年11月19日 15時30分当時私は、いわき市の小学校で、サッカーのスポーツ少年団を指導していました。(今から30年前、いわき市は教員がスポ少を指導することも珍しくありませんでした。)ある年、静岡県で開かれた全国大会に参加したときのこと。その大会で優勝した静岡県のサッカーチームの監督とお話をする機会がありました。私は、こう質問しました。「どうやったら、あんなにすばらしい子どもたちが育つのですか」と。その監督は、迷いなく答えました。「話を聞くことです。話をしっかり聞くことができる子は、必ず伸びます。」確かに、練習を見学した時に、ホイッスルがなると全員動きを止め、監督の方を見て話をうなずきながら聞いていました。話を聞く力が育っている姿でした。そして、このことは、35年間の教師人生でも、間違いのないことだと実感しています。「話を聞くことができる子は、何においても必ず力を伸ばします。」家庭と学校の双方で、話を聞く力を育てていけたらと思います。
「話を聞くことができるとは。。。」
①話し手の表情を見ながら聞く。
②話し手の話の内容を理解することができる。(理解できない場合は、質問をする。)
③話し手の話の内容を理解し、自分の考えと比較することができる。
④話し手の意図を考えながら、内容を理解することができる。
これらのことを、それぞれの発達段階に応じて育てていくことが大切だと考えます。
【2学期の始業式に、全校生に話した目標です】