学校日記

地域の伝統を感じて・・・

11月22日(木)、5年生の総合的な学習の時間に、「雄国根曲り竹細工保存会」のみなさんが来てくださいました。

今日は、福島県伝統的工芸品に指定されている「雄国根曲り竹細工」のかごのつくり方を教えていただきました。

根曲竹は、雄国山の高さ1,000m以上の場所で自然に生えている植物です。

直径は5~8mmで、寒く雪深い山など高いところに育つ笹の1種です。

雄国地区の人々は、江戸時代の初めのころから、この根曲竹をナタだけで加工し、細工してあみ上げ、日常生活で使うザルやカゴなどの用具を作っていたそうです。

 

先日(11/16)のそば打ちとともに、地域の伝統について学ぶ学習の一環です。

初めて取り組む作業に、子どもたちは四苦八苦していましたが、保存会のみなさんの丁寧なご指導のおかげで、だんだんとかごの形ができていきます。

最後の仕上げを手伝ってもらい、とうとう完成!

世界に1つだけの自分で作ったかごに、大満足!

昔の人の知恵と、それを絶やさないようにしている地域の人々の思いにふれ、子どもたちにとって、素晴らしい経験となったようです。