学校日記

学校 3.11を忘れない 「日頃から備えておくことの大切さ」

 熊っ子の皆さん、今日は何の日か分かりますか。

 今日は、2011年3月11日に起きた東日本大震災から、9年目にあたる日です。3年生以下の人は、まだ、生まれておらず、4年生以上の人もまだ、小さくそのときのことを覚えている人は少ないですね。

 

 午後2時46分、大きな揺れがおそってきました。この大きな揺れは、約190秒間、なんと3分10秒も続いたのです。夕方、帰宅するために、車で自宅に向かうと,いつもと違う様子に気がつきました。停電していたため、信号機は点灯せず、町も明かりが消えて、真っ暗な様子でした。とても不安な気持ちで家に向かったのが思い出されます。

 家に着くと、案の定、停電のため、真っ暗でした。

 

 ここで問題です。

 このような状況の時に「使える物」と「使えない物」を考えてみましょう。

 

 ①石油ファンヒーター

 

 

 

 

 

 

 

②反射式ストーブ

  

 

 

 

 

 

 

③ラジオ

 

 

 

 

 

 

 

④テレビ

 

 

 

 

 

 

 

 停電しているとき使えなかった物は、①石油ファンヒーター④テレビです。

①石油ファンヒーターと④テレビは家まで電気が来ていないと使えません

しばらく停電していたので、石油ファンヒーターでの暖房はできず、地震の被害の状況等をテレビで見ることができませんでした。

 

 停電しているときでも使えた物は、②反射式ストーブ③ラジオです。

②の反射式ストーブは灯油があれば、暖房だけではなく、工夫すれば、煮炊きをして、食事の準備をすることもできました。とても重宝しました。

③のラジオは、乾電池で使うことができたので、テレビや携帯電話、新聞に代わる情報源としてとても重宝しました。

 

 もしもあの時、「②も③もなかったらどうしたかな?」 と考えることがあります。でも、そのときは、また、知恵を絞って、食事の準備をしたり、情報を集めたりしたと思います。

 

 大切なのは、いつ、どんな災害が起こっても、まずは「自分の命は自分で守る」ということです。

 

 次に、「生きていくためにどうすれば良いのかを自分で考え、工夫してまずやってみる」ことです。

 

 これらのことは、いきなりできることではありません。普段から、災害が起こったときのための心や物の備えをしておくことが大切です。

 そのために、避難訓練や防災訓練の際に真剣に取り組むとともに、それを機会に、いざというときの心構えも身につけて、いざというときに、適切な行動がとれるようにしていくことも大切です。

 

 最後になりますが、今日を機会に、災害が起きたときにどうするか、家族で話し合っておくことも大切です。

 ぜひ、話し合ってみましょうね。