学校日記

先生方のお勉強会 1年生の模擬授業

 放課後、1年生の算数「たしざん」の模擬授業を行いました。低学年ブロック(1年~3年の担任+養護教諭+校長)で1年生の実際の算数の授業を通して、児童の実態に合った課題だろうか?・自分で考える場面でのヒント等の支援の仕方・グループ等で発表し合う場面の設定などが適切であるかを、本時の流れに沿ってシミュレーションしていきます。
 児童役の先生方(2・3年担任と養護教諭)は、1年生になりきって、予想できる発言や行動を実際に演技していきます。
 こんな事を通して、先生方は現在の児童の実態を踏まえ、本時で児童に学ばせたいことやそのための手立てをどうしたらよいのか・・・?と研究をして授業に臨んでいます。
  
   先生:今日の問題はね・・・・
   児童:あれ?先生、問題が全部見えないよ~!今日は誰が作った問題かな??
  問題は3+9=?
 児童1:私は前の数字をサクランボにして2と1に分けて計算しました。答えは12です。
  
 児童2:ボクは○○ちゃんのやり方と違います。ボクのやり方は,数字の後ろをサクランボにして分けて7と2に分けています。でも、答えは12です。
 児童3:ボクはブロックを使ってやりました。左の3つあるブロックの箱の空いているところに7つ入れると、箱に入らないブロックが2つあまったので12です。
  
 先生:あれ~?三人のやり方は違うのに答えはみんな同じになったね!!
 と,言うように1時間分の授業を実際に進めていきました。

 その後みんなで集まって、効果的であったところや、改善が必要であるところを出し合って行きます。
               
 このようにして,熊倉小学校の全員の先生方は各学年部(低・中・高)で目指す子ども像を掲げて、授業に臨んでいます。
 ちなみに本校の最終的な児童像は・・・・・?
 習ったことを基に、問題に対して自分の考えを持ち、友達の考えと自分の考えを比べたり、友達の考えを理解することを通して、振り返りの中で、『できた・わかった』を実感できる子どもなのです。
 みんなの知恵を出し合いながら、頑張っている熊倉小学校の先生方です。どうぞ、授業を見においでください。