お知らせ

花丸 唐橋ユミさんと「夢」を描こう

 11月8日、喜多方プラザ大ホールにおいて、喜多方っ子「夢」実現事業を開催しました。これは、地元にゆかりがあり、各界の第一線で活躍する「本物」に触れる機会を与え、将来の夢や希望を実現するための力を育成することや、キャリア教育の一貫として、一人一人の社会的・職業的自立に向けた自分らしい生き方を考えることができる機会とすることを目的に、市内の全ての小6児童、中3生徒約800名を対象にした今年度の新規事業です。
 講師として、本市出身でフリーアナウンサーとして活躍されている唐橋ユミさんをお招きしました。唐橋さんは、強い心を持つことの大切さ、個性があるから面白い、失敗は後悔するけどがんばろうとする姿を見てくれている人がいること、失敗した分充実した生活もできることなど、自らの経験を基にしたお話をしてくださり、子供たちに勇気や前向きな気持ちをくださいました。
 また、朗読コーナーでは、プロの技を披露され、会場からは感嘆の声が響きました。朗読のコツとして、上手く読もうと思わないこと、文の意味を理解しているか考えてみること、文末をゆっくりと読むこと、おじいちゃん・おばあちゃんが聞いていることを意識し、相手を考えて思いやりをもって読む、話すことが大切と教えていただきました。ふるさと喜多方の子供たちのためにと、すばらしいご講演をありがとうございました。
 本事業は、できるだけ児童生徒主体に実施するように企画しました。各中学校の代表生徒1名ずつ計7名の実行委員により、会の進行、事前にアンケートを集計した喜多方のベスト5の紹介、質問コーナー、朗読チャレンジ、プレゼント贈呈、市民の歌など各コーナーを分担しました。生徒どうしや唐橋さんとの絶妙な掛け合いや、機転を利かせた即興での話など、この会を楽しいものにしたい、盛り上げたいという気持ちが表れ、感心しました。また、第二中学校文化部が制作した会津木綿の巾着と髪飾り、クラフト籠、唐橋さんの似顔絵を唐橋さんに贈呈しました。心を込めたすばらしい作品ばかりでした。参加の校長先生や引率の先生方からも、中学生の活躍ぶりに絶賛の声が多数寄せられました。中学生の皆さん、ご指導いただいた先生方にも感謝申し上げます。
 この事業をきっかけに、喜多方っ子が将来の夢や希望をもって毎日の生活を送ることを期待しております。