お知らせ

喜多方市立小・中学校における働き方改革取組方針

1 目 的

  本市の課題の一つである学力の向上のためには、児童・生徒たちが安心して学べる環境づくりや児童・生徒とじっくりと向き合う時間の確保が必要である。このため、「喜多方市立小・中学校における働き方改革取組方針」を策定し、教職員の意識改革と業務改善を推進し、教育活動の一層の充実を図るものである。 

2 学校における具体的な取組(一部省略)

(1) 勤務時間管理の徹底

      本市の勤務時間に関する取組を十分に理解し、勤務時間管理の徹底と勤務時間・健康管理を十分意識する。 

(2) 適正な勤務時間の設定 

  児童・生徒の登下校時刻、部活動、職員会議等については、教職員の勤務時間を考慮した時間設定を行うことが重要である。また、中学校においては、時間外勤務時間が月当たり80時間を超える割合が高いことから、部活動等に係る負担軽減のための取組を徹底したい。 

(3) 労働衛生管理の徹底

  労働安全衛生管理体制の未整備は法令違反であり、衛生管理体制の整備を行う責務があることを自覚し、衛生推進者の選任、学校における面接指導体制の整備、ストレスチェックの実施によりメンタル不調の未然防止に努める。 

(4)  その他の取組

 ① 学校行事等の準備・運営の見直し

      これまで学校の伝統として続いている運動会、学習発表会等の学校行事の実施については、過密なスケジュール  や 過度な練習が児童・生徒や教職員の負担となっていたことから、改めてその学校行事のねらいを検討し、その趣旨に沿った内容を必要な時数を教育計画に位置付けるなどの学校行事等の運営の見直し行う。

② 作品・作文等の出展等の精選

   作品・作文等の出展等については、教職員、児童・生徒の過度な負担とならないよう教科のねらいに即した内容のものかどうかなどの学校としての参加基準を設ける。

 ③ ICT機器の活用による効率的な業務推進

  教師用タブレットにインストールされたデジタル教科書を使用したり、教室に配置された電子黒板に動画、音声、挿絵、ワークシート等を提示したりするなど、教材のデジタル化を推進することにより、従来行ってきた授業の教材作成等に係る準備時間の短縮を図る。また、児童・生徒がタブレットを使用して、算数・数学等のドリル学習を実施できることから、問題作成や採点の業務削減につなげ、教師の負担の軽減を推進する。

④ 地域との連携による業務の軽減

 学校が保護者や地域住民等との連携を深め、児童・生徒のよりよい成長と地域の発展につながる体制を構築することにより、教職員の負担軽減につなげるとともに、地域への貢献を果たす。