お知らせ

学校 国語の授業力向上をめざして

 11月1日、第二中学校において、第3回国語指導力育成講座を開催しました。今回は、授業研究会として、第二中学校の園部勝先生が3年生の物語文「蝉の声」の授業を提供していただきました。生徒たちは、主題に迫るために、自分なりの解釈を根拠を基にグループや全体で積極的に話し合い、読みを深めることができました。その姿からは、日頃のご指導の成果が見られました。
 授業後、参加者が五つのグループに分かれ、授業を振り返りながらよかった点や課題となる点などについて、話し合いました。
 福島大学人間発達文化学類教授の佐藤佐敏先生からは、授業内容をすぐに画像化されたものを基に、ご指導をいただきました。読みの解釈の多様性、教材分析の奥深さについて、いつものように分かりやすくご指導くださいました。だれもが参加者となるジグソー学習の効果についても教えていただき、実りある研修となりました。
 また、佐藤佐敏先生の研究室の学生7名も研究協議会に加わり、積極的に考えを伝えていることに感心しました。教師の卵の頼もしい姿をみて、現職の先生方もよい刺激になったことと思います。
 今年度3回の講座でご指導をいただいた佐藤佐敏先生からは、多くを学ぶことができましたことを御礼申し上げます。また、授業を提供していただいた園部先生、準備等でお世話になった第二中学校の先生方、明るい挨拶で迎えてくれた生徒のみなさんにも感謝申し上げます。
 参加者からの感想を紹介します。
「作品を様々な視点から読み、考えを交流している姿がすばらしい」「明確な根拠をもって生徒の意欲的な姿に心動かされました」「教材研究の深さがにじみ出ている授業」「研究協議会で、考えを述べ合うことで、共通点や相違点を明らかにしていくことができた」「研究協議が完全参加型となり心と記憶に残るものになった」「3回とも本当に実践に役立つ研修だった」「佐藤先生のお話を聞くと、授業ですぐに生かしたいと思い、やる気がわく」・・・ご参会の先生方、ありがとうございました。