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令和6年度(2024年度)

会議・研修 地球温暖化に関する講演会

 12月6日(金)、日本キリバス協会代表理事の方を講師に、キリバスの現状や、今や地球のどこでも喫緊の課題となっている地球温暖化の影響について講演してもらいました。

 初め英語で全て話されて、「このまま2時間ずっと英語?」と、皆が一瞬「ドキッ」としたところで日本語で話されるなど、たくさんの「笑い」があり、講演会を興味をもって楽しみながら聞くことができました。

 講演では、キリバスの大変素晴らしい環境、そこで暮らす人々の生活、しかし、今、二酸化炭素排出量が世界で2番目に低いキリバスが、先進国(日本は排出量第5位)をはじめ、他の国々の出す二酸化炭素のために今や埠頭のみならず、住民が暮らす家や学校まで海が高まり押し寄せ、沈みゆく現状、小学生は先生の分しか教科書がない(子どもの教科書はない)「最貧国」であるキリバスには削られた箇所の修理もままならない、今のキリバスの子どもたちは10年後、20年後、もしかしたら住む場所も、国もなくなっているかもしれないなどの現状の話を聞きました。「ふるさとを失う」ことの痛みは、この福島県が痛いほどよく分かっていることでもあり、人ごとではないことをひしひしと感じる内容でした。

 

 今、私たちにできること、それは二酸化炭素の排出削減に向けて少しでもゴミを減らしたり、使用していない電気や暖房、プラスチックの使用を少なくしたり、リサイクルを徹底したりすること、「自分一人がそんなことして何に…」と思ったら終わり。熱塩加納の自然を大切にすることが、キリバス、そして世界の自然を大切にすることにつながっている、世界はつながっている、一人一人が希望をもって取り組むことの大切さを学びました。