お知らせ
学びの共同体教育講演会を行いました
10月3日(火)に関柴小学校を会場に、湯川村立湯川中学校長である藤井義朗先生による教育講演会を開催しました。
講演会に先立ち、第2学年算数科の授業を参観していただきました。授業後に、藤井義朗先生から御指導をいただき、聴講者とともに授業の質的改善の視点を共有することができました。講演会には、市内の小・中学校及び教育委員会から、約60名の教員が参加しました。
講演内容は、「学びの共同体」の提唱者である東京大学名誉教授の佐藤学先生の理念を基に実践、研究してきた指導者として、「授業レベルではどう捉えたらよいか、どうすればよいか」という内容が主でした。授業の質的改善のヒントになることが多く、聴講した教員にとって有意義な時間となりました。質疑応答において、藤井先生は一つ一つの質問に丁寧に答えてくださいました。教員は、次の日からの授業実践のヒントを得ることができ、大変有意義な時間となりました。
令和5年度第3回学校教育指導委員会
第3回学校教育指導委員会を開催しました。
第1部研修では、今年度の全国学力・学習状況調査における算数、数学調査問題の中から、本市児童生徒の正答率が低かった問題に焦点を当て、その原因を探り、正答を導くための力を付けられるような授業構想について学校教育指導委員が意見を交換しました。
第2部研修では、1月30日(火)に予定している学校教育指導委員会による提案授業に向け、学校教育指導委員が4~5名のグループになり、ブレーンストーミングによる意見交換を通してアイディアを出し合いました。学校教育指導委員会では、委員自らが「協同的な学び」を通して、「変化」と「挑戦」を合言葉にしながら、授業改善に取り組んでいます。
レジリエンス教育(メンタルヘルス予防教育プログラム)タスクフォース研修
レジリエンス教育(メンタルヘルス予防教育プログラム)タスクフォース研修会
日 時 令和5年8月21日(月)10:00~16:00
会 場 喜多方市役所 大会議室
不登校や自死等、子どもたちが抱える心の問題に対する認知行動療法に基づき、同志社大学心理学部が研究開発している予防介入プログラムについて学び、メンタルヘルス予防プログラムの実施、指導ができる指導者を養成するタスクフォース研修会を実施しました。
現在、学校の子どもをめぐる問題として、暴力行為の増加と低年齢化、不登校児童生徒数の増加、自死等があげられ ております。また、コロナ禍に伴って抑うつ症状や不安を抱える子どもが増加しているといった調査結果もみられます。
現代の子どもたちには、これらの課題を未然に防止し、自分や仲間の力で困難を乗り越えるスキルを身に付ける必要性が求められています。
今回の研修会では、同志社大学とオンラインでつなぎ、学校の先生方や行政の関係者等21名が参加し、メンタルヘルスの予防教育の理論と実践について学ぶことができました。
喜多方市では、昨年度より、喜多方市立第一小学校で授業実践が進められておりますが、研修会において資格取得した方より、2学期から実践していきたいとの声も聞かれました。今後の更なる普及と成果を期待します。
令和5年度第1回幼児教育・小学校教育担当者連携研修会
8月2日(水)、令和5年度第1回幼児教育・小学校教育担当者連携研修会を開催しました。市内の公立こども園から10名、私立幼稚園等から6名、小学校から17名が参加しました。
講義では、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」が到達目標ではなく方向目標であることや、個別に取り出して指導されるものではないことを確認しながら、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」についての理解を深めました。
幼小連携の参考となる取組の一つに幼児教育担当者と小学校教育担当者による「合同研修会」があります。「合同研修会」では、幼児の活動の様子をビデオ視聴し、参加者が意見を交換しました。その後の協議では、幼児の中に芽生えた「思い」や育ちつつある「姿」について話し合い、多様な視点から意見を交換することができました。
研修会では、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」を手掛かりにしながら、真剣に意見を交換する先生方の姿が見られました。「小学校以外の先生方と話し合う機会は多くないので、よい研修となった」「架け橋プログラムの策定にあたっては、園と小が協働して行いたい」「合同研修会では、先生方の考えや思いがたくさん出てきてよい刺激となった。このような交流も架け橋期をつなぐ者として必要な研修だった」などの感想が寄せられました。
第2回喜多方市特別支援教育研修会
市内小・中学校から7名の教員が参加し、令和5年度第2回喜多方市特別支援教育研修会を開催しました。喜多方市特別支援教育アドバイザーの佐藤玲子氏を講師に「苦戦している子どもをどう援助するか~チーム援助の視点から」をテーマに開催しました。前半は、「チーム援助の考え方」「実態整理の方法」等について事例を紹介しながらの講義を行い、後半は、持ち寄った各校の実態をもとに、グループで実際にケース会議を行いました。
参加した教員からは、「子どもへの関わり方やチーム援助について、具体的な事例を交えての説明で、とても分かりやすかった。」「自分自身のことを知ることが、自分にとっても子どもにとって大事であると感じた」「他校の先生方の考えを聞くことができ、参考になった」等の感想が寄せられました。