学校日記
熊小の「今」をお伝えします!
私は桜守(福島県 児童作文コンクール準特選)
第50回福島県児童作文コンクール 準特選
「私は桜守」
喜多方市立熊倉小学校6年 鈴木 日菜
私の家には、大きな桜の木がある。この桜の木は、私の父が生まれたときに、父の祖父が誕生のお祝いに記念樹として植えたソメイヨシノである。
春になると、毎年とてもきれいな花を咲かせる。私は、花が散る前に、スケッチをしたり、写真を撮ったりする。あるとき、うちで飼っている猫が散ってくる桜の花びらをとろうとして窓ガラスにぴょんと飛びついていた。その姿がかわいらしくて絵に描いたことがある。また、家族で二階から見える桜を眺めながら、鍋をつついたりおまんじゅうを食べたりして花見を楽しんでいた。食べることに目のない母が、
「桜がポップコーンみたいに見える。」と、言ったのでみんなで大笑いしたこともある。
しかし、一年ほど前、桜の木に元気が無いような気がした。ずいぶん枝が細くなり、所々樹皮がはがれている。きつつきが来て、穴を開けていたときもあった。私は、なんだか心配になり、祖母に、
「ねえ、おばあちゃん。最近桜の木が元気が無いような気がするんだけど。」
と言うと祖母は、
「そうだね。日菜ちゃんのお父さんが今、四十六歳。お父さんが生まれた年に植えたんだからあの桜は四十六年間も毎年花を咲かせてくれたけど、もう木がだめになっているんだよね。家の方に倒れると危ないから、残念だけど切るしかないかな。」
と言って寂しそうな顔をした。それを聞いて、私は胸が痛くなった。四十六年もの間、だだ黙って花を咲かせ、静かに花を散らせて、家族を幸せな気分にさせてくれた桜の木。私は、まだ別れたくない気持ちでいっぱいだった。
数日間、どうしても桜の木のことが頭から離れず、父に相談した。すると父は、
「そうか。なんとかしてみるか。」
と言って、桜の木を見に行った。父が戻ってくると、
「日菜、ちょっと手伝え。」
と言ったので、父について行った。父は、いろいろな道具を持ってきて、二人で桜の木の手当をすることにした。まず初めに、家の壁や屋根にぶつかっている枝を切り落とした。次に少しやせてきた幹の周りに、六、七本の添え木を支えるように立てた。最後に、土から出てきている根っこの部分に土をかけ、ていねいに足でふんで固めた。私は、
「これで元気になるかな。」
と、父に聞くと
「やらないよりはいいと思うけど、心配なら毎日自分で見に来たらいいと思うよ。」
と言われた。心配だった私は、毎日桜の木の様子を見に行った。
一ケ月ほどたつと、少し桜の木が元気になったような気がした。私はそっと桜の木に手を当てて、
「どうか、元気になってください。」
と、つぶやいた。
それから時間を見つけては、父や祖父と一緒に、桜の木の周りの雑草を刈ったり、根元の土に肥料を足したり、伸びてきた枝を切ったりと、出来るだけのことをした。
台風や大雪の時は、細い枝が折れてしまっていたので、これで大丈夫かなと心配した。
でも、今年の春も、見事な花を咲かせてくれた。私はまた、桜の木に手を当てて、
「今年もきれいな花を咲かせてくれて、ありがとう。」
と、話しかけた。すると、花びらがひらひらと私の頭の上に落ちてきた。まるで
、温かく私の頭をなでてくれているような感じがした。私は思わず
「どうか長生きしてください。」
と、心の中でつぶやいた。祖母も、
「日菜ちゃんのおかげで、桜の木が元気になってよかったよ。ありがとうね。日菜ちゃんは『桜守』だね。これからも桜守がんばってね。」
と、喜んでくれた。私は、心を込めて桜の木の世話をして良かったなと思った。
私が生まれたときに、祖母が記念樹として八重桜を植えてくれた。ソメイヨシノと八重桜。父の木と私の木。まるで親子のようである。この桜の木には、いつも元気づけられたり、慰められたりしているから、家族と同じような感じがする。春には花見やスケッチを楽しみ、夏には青々とした緑の葉に元気をもらう。秋には、落ち葉を集めて、冬には白い枝を眺める。思えば一年中何かを感じさせてくれる桜の木である。
この美しい桜の木が一日でも長く生きられるように、私は桜守をがんばりたい。そして、将来自分の子どもにもこの美しい桜を見せてあげたいと思う。
「私は桜守」
喜多方市立熊倉小学校6年 鈴木 日菜
私の家には、大きな桜の木がある。この桜の木は、私の父が生まれたときに、父の祖父が誕生のお祝いに記念樹として植えたソメイヨシノである。
春になると、毎年とてもきれいな花を咲かせる。私は、花が散る前に、スケッチをしたり、写真を撮ったりする。あるとき、うちで飼っている猫が散ってくる桜の花びらをとろうとして窓ガラスにぴょんと飛びついていた。その姿がかわいらしくて絵に描いたことがある。また、家族で二階から見える桜を眺めながら、鍋をつついたりおまんじゅうを食べたりして花見を楽しんでいた。食べることに目のない母が、
「桜がポップコーンみたいに見える。」と、言ったのでみんなで大笑いしたこともある。
しかし、一年ほど前、桜の木に元気が無いような気がした。ずいぶん枝が細くなり、所々樹皮がはがれている。きつつきが来て、穴を開けていたときもあった。私は、なんだか心配になり、祖母に、
「ねえ、おばあちゃん。最近桜の木が元気が無いような気がするんだけど。」
と言うと祖母は、
「そうだね。日菜ちゃんのお父さんが今、四十六歳。お父さんが生まれた年に植えたんだからあの桜は四十六年間も毎年花を咲かせてくれたけど、もう木がだめになっているんだよね。家の方に倒れると危ないから、残念だけど切るしかないかな。」
と言って寂しそうな顔をした。それを聞いて、私は胸が痛くなった。四十六年もの間、だだ黙って花を咲かせ、静かに花を散らせて、家族を幸せな気分にさせてくれた桜の木。私は、まだ別れたくない気持ちでいっぱいだった。
数日間、どうしても桜の木のことが頭から離れず、父に相談した。すると父は、
「そうか。なんとかしてみるか。」
と言って、桜の木を見に行った。父が戻ってくると、
「日菜、ちょっと手伝え。」
と言ったので、父について行った。父は、いろいろな道具を持ってきて、二人で桜の木の手当をすることにした。まず初めに、家の壁や屋根にぶつかっている枝を切り落とした。次に少しやせてきた幹の周りに、六、七本の添え木を支えるように立てた。最後に、土から出てきている根っこの部分に土をかけ、ていねいに足でふんで固めた。私は、
「これで元気になるかな。」
と、父に聞くと
「やらないよりはいいと思うけど、心配なら毎日自分で見に来たらいいと思うよ。」
と言われた。心配だった私は、毎日桜の木の様子を見に行った。
一ケ月ほどたつと、少し桜の木が元気になったような気がした。私はそっと桜の木に手を当てて、
「どうか、元気になってください。」
と、つぶやいた。
それから時間を見つけては、父や祖父と一緒に、桜の木の周りの雑草を刈ったり、根元の土に肥料を足したり、伸びてきた枝を切ったりと、出来るだけのことをした。
台風や大雪の時は、細い枝が折れてしまっていたので、これで大丈夫かなと心配した。
でも、今年の春も、見事な花を咲かせてくれた。私はまた、桜の木に手を当てて、
「今年もきれいな花を咲かせてくれて、ありがとう。」
と、話しかけた。すると、花びらがひらひらと私の頭の上に落ちてきた。まるで
、温かく私の頭をなでてくれているような感じがした。私は思わず
「どうか長生きしてください。」
と、心の中でつぶやいた。祖母も、
「日菜ちゃんのおかげで、桜の木が元気になってよかったよ。ありがとうね。日菜ちゃんは『桜守』だね。これからも桜守がんばってね。」
と、喜んでくれた。私は、心を込めて桜の木の世話をして良かったなと思った。
私が生まれたときに、祖母が記念樹として八重桜を植えてくれた。ソメイヨシノと八重桜。父の木と私の木。まるで親子のようである。この桜の木には、いつも元気づけられたり、慰められたりしているから、家族と同じような感じがする。春には花見やスケッチを楽しみ、夏には青々とした緑の葉に元気をもらう。秋には、落ち葉を集めて、冬には白い枝を眺める。思えば一年中何かを感じさせてくれる桜の木である。
この美しい桜の木が一日でも長く生きられるように、私は桜守をがんばりたい。そして、将来自分の子どもにもこの美しい桜を見せてあげたいと思う。
そば打ち体験学習
11/17(金)5・6年生がそば打ち体験を行いました。これは、そばという食文化を通し、自然豊かな熊倉町の良さに感謝するとともに、そば打ち名人の素晴らしい技術に触れることを目標に,総合の時間で実施しています。今年で18年続いています。
10:30~市農村婦人の家にて、佐藤武義さん・齋藤 康寿さん・齋藤 市美さんを講師にお招きしてそば打ちが始まりました。
さらに、齋藤 幸子さんと髙畑 美和さんには、おいしい天ぷらやそばのつゆ・漬け物などを作っていただきました。また、保護者のスクールパートナーとして、鈴木 美知子さん(6年生保護者)・小林 友紀さん(6年生保護者・磯部 ルリ子さん(5年生保護者)・遠藤 広香さん(5年生保護者)のお手伝いもいただけて、児童達は安心してそば打ち体験が出来ました。皆さん、大変お世話になりました。
スクールパートナーの皆さんもおいしい顔!
講師の皆さん。
とてもわかりやすく教えてくださってありがとうございました。また来年もよろしくお願いします。
10:30~市農村婦人の家にて、佐藤武義さん・齋藤 康寿さん・齋藤 市美さんを講師にお招きしてそば打ちが始まりました。
さらに、齋藤 幸子さんと髙畑 美和さんには、おいしい天ぷらやそばのつゆ・漬け物などを作っていただきました。また、保護者のスクールパートナーとして、鈴木 美知子さん(6年生保護者)・小林 友紀さん(6年生保護者・磯部 ルリ子さん(5年生保護者)・遠藤 広香さん(5年生保護者)のお手伝いもいただけて、児童達は安心してそば打ち体験が出来ました。皆さん、大変お世話になりました。
スクールパートナーの皆さんもおいしい顔!
講師の皆さん。
とてもわかりやすく教えてくださってありがとうございました。また来年もよろしくお願いします。
熊倉小学校のバラたち
朝夕本当に寒くなりました。今週はいよいよ雪が降るかも・・・と天気予報で言っていましたが・・・。
熊倉小学校のバラたちは,まだ頑張って咲いているのです。ぜひ,学校前を通過されるときにはチラッとフェンスの方をご覧ください。信号機が赤の時はチャンスですね。
このお母さんの体を少し分けてもらったら、赤ちゃんが生まれました。現在校長室の窓辺でスクスク育っています。
バラさん達!!明日は雪が降るかもしれないよ。
熊倉小学校のバラたちは,まだ頑張って咲いているのです。ぜひ,学校前を通過されるときにはチラッとフェンスの方をご覧ください。信号機が赤の時はチャンスですね。
このお母さんの体を少し分けてもらったら、赤ちゃんが生まれました。現在校長室の窓辺でスクスク育っています。
バラさん達!!明日は雪が降るかもしれないよ。
発表集会(体育委員会)
8:15より発表集会がありました。今日は、体育委員会の発表です。スポーツに関する〇×クイズを行いました。知っているようで意外と知らない・・・・そんな問題を体育委員会の児童達が考えました。全問正解が10名もいたのはビックリです。
各種大会で入賞した児童への表彰も行いました。おめでとうございます。
耶麻地区造形展
金賞 1年 渡部 心晴さん (代表)
4年 佐藤 琉太くん
福島県作文コンクール
準特選 6年 鈴木 日奈さん ※ 作品については後日アップします。
MOA美術館 全会津児童作品展
佳作 1年 遠藤 蒼くん
耶麻地区小中学校音楽祭 第3部 創作
特選 6年 小林 叶夢くん (代表)
特選 6年 羽曾部 健介くん
特選 5年 磯部 紗希さん
入選 5年 磯部 葵衣さん
各種大会で入賞した児童への表彰も行いました。おめでとうございます。
耶麻地区造形展
金賞 1年 渡部 心晴さん (代表)
4年 佐藤 琉太くん
福島県作文コンクール
準特選 6年 鈴木 日奈さん ※ 作品については後日アップします。
MOA美術館 全会津児童作品展
佳作 1年 遠藤 蒼くん
耶麻地区小中学校音楽祭 第3部 創作
特選 6年 小林 叶夢くん (代表)
特選 6年 羽曾部 健介くん
特選 5年 磯部 紗希さん
入選 5年 磯部 葵衣さん
午後の部 PTA主催 収穫祭&大人の学習発表会
午後はPTA主催 『収穫祭』&『大人の学習発表会』
【収穫祭】児童の作った里芋や長ネギが入った豚汁・新米のご飯
【大人の学習発表会 PTAによる 国語・体育・音楽】
☆ 喜多方市民の歌とふるさと(嵐バージョン)の大合唱でした!!☆
【先生方の発表 ハンドベル演奏】
低学年の先生方 曲名 風の通り道
高学年の先生方 曲名 星に願いを
【学校協力員さんへのお礼の手紙贈呈】
素敵な一日でした。みんなご苦労様でした。
【収穫祭】児童の作った里芋や長ネギが入った豚汁・新米のご飯
【大人の学習発表会 PTAによる 国語・体育・音楽】
☆ 喜多方市民の歌とふるさと(嵐バージョン)の大合唱でした!!☆
【先生方の発表 ハンドベル演奏】
低学年の先生方 曲名 風の通り道
高学年の先生方 曲名 星に願いを
【学校協力員さんへのお礼の手紙贈呈】
素敵な一日でした。みんなご苦労様でした。
学校の連絡先
〒966-0024
福島県喜多方市熊倉町
熊倉字クネ添1433
TEL 0241-22-1809
FAX 0241-23-1690
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