学校日記

2017年11月の記事一覧

保健の学習

 11/22(水)に
4年生の体育(保健)の授業で、思春期に現れる変化についての学習を行いました。担任の先生と養護教諭の2人によるTTの授業です。思春期に現れる体や心の変化やその個人差について、肯定的に受け止め、表現することが出来るよう、2人の先生はいろいろな方法を相談しながら授業に臨みました。
        まずは、シルエットで違いに気づかせて・・・
        養護教諭が1つ1つ詳しく説明をします。
   今日学んだことの感想をまとめています。
 今日の学習内容!!

校内授業研究会(4年算数)

   11/21(火) 5校時目に4年生の授業研究会を行いました。今回は、喜多方第二小学校の石田 秀喜校長先生においでいただき、ご指導をいただきました。
 4年生の算数 単元名 面積のはかり方と表し方  広さを調べよう
 本時の目標は既習事項を活用して、長方形を組み合わせた図形の面積の求め方を考え、数学的な考え方で面積を求めることです。
 五十嵐みのり先生からの挑戦状!!は、面積の求め方を5つ考えること!!
 児童達は、今まで習ったことを使って5つの方法を考え、それぞれのやり方を分類し、すべての方法は長方形や正方形の形をもとにすれば簡単に求められることに気づきました。
     
    
    
  次に、児童はたくさん出た求め方を分類します。
 
 わけわけ方式・移動方式・積み木方式・引き取り方式・・・・・
 さて、どの方法が、やく・んたんに・いかくに答えが出せるのでしょう?
 適応問題をやってみました。どの方式で解いたかな?
 引き取り方法
 1㎠の正方形がいくつ分か?
 わけわけ方式
 いろいろなやり方で,問題を解くことが出来ました。みんな頑張ったね!
 さて、4年生の教室には、こんな掲示がありました。
  
  教室に学習計画が貼ってあると、児童は、今日何の学習するのかが、すぐわかります。今日は、⑤工夫して面積を求めよう の授業でした。国語ではよくこのようなことをやりますが、算数でもいいですね。学習したこともまとめて貼ってあります。
 
 その後先生方の事後研究会です。
 グループ協議は、今回もファシリテーション式で行いました。
     
  石田校長先生のご指導
 授業つくりで、ともに考えてみたいことして
 ① 「問い」を生み出すための問題の工夫
 ② 書く活動の工夫
 ③ 多様な考え方の発表会で終わらないための教師のコーディネート

 子供達が汎用性のある数学的な考え方を身につけ、積み重ねていけるようにすること!そして、「見方」「考え方」を明確にしていく話し合いの流れを作っていくことの大切さをご指導いただきました。
 
 五十嵐みのり先生。本当にご苦労様でした。
 さて、本校の授業研究会も、残りあと2回。1年生(2回目)と5年生となりました。
 12月1日は、授業スタンダード学校訪問2回目として、5校時目(13:30~)1年生の「ひきざん」の授業を、福島県義務教育課指導主事の木戸 美智子先生をお招きして行います。どうぞ,1年生の頑張る姿、そして熊倉小学校の先生の研究の成果をご覧ください。 

雄国根曲がり竹細工体験学習(5年生)

 11/16(木)に5年生が総合の学習の時間に、熊倉地区の竹細工の専門家の方々のご指導で、雄国根曲がり竹細工体験をしました。今回は、ざるの作成でした。中心を決めて,竹を1本1本編んでいきますが、とても難しく児童は悪戦苦闘でした。
 しかし、時間が経つにつれコツを覚えたようで,全員が無事、立派なオンリーワンの竹ざるを完成させました。
 今回ご指導いただきました,雄国竹細工保存会の三星智善さん・武藤叡太郎さん・珊瑚好美さん・佐藤勝次さん・佐藤力江さん・佐々木智子さん本当にお世話になりました。
 児童は、全員が無事完成できたことで、難しくても頑張れば出来るという自信を持ったと思います。
    
    
    
     
  ☆こんなに上手に出来ました!!見てください!このうれしそうな顔!!

私は桜守(福島県 児童作文コンクール準特選)

 第50回福島県児童作文コンクール 準特選
 「私は桜守」
                 喜多方市立熊倉小学校6年  鈴木 日菜
 私の家には、大きな桜の木がある。この桜の木は、私の父が生まれたときに、父の祖父が誕生のお祝いに記念樹として植えたソメイヨシノである。
 春になると、毎年とてもきれいな花を咲かせる。私は、花が散る前に、スケッチをしたり、写真を撮ったりする。あるとき、うちで飼っている猫が散ってくる桜の花びらをとろうとして窓ガラスにぴょんと飛びついていた。その姿がかわいらしくて絵に描いたことがある。また、家族で二階から見える桜を眺めながら、鍋をつついたりおまんじゅうを食べたりして花見を楽しんでいた。食べることに目のない母が、
 「桜がポップコーンみたいに見える。」と、言ったのでみんなで大笑いしたこともある。
 しかし、一年ほど前、桜の木に元気が無いような気がした。ずいぶん枝が細くなり、所々樹皮がはがれている。きつつきが来て、穴を開けていたときもあった。私は、なんだか心配になり、祖母に、
 「ねえ、おばあちゃん。最近桜の木が元気が無いような気がするんだけど。」
と言うと祖母は、
 「そうだね。日菜ちゃんのお父さんが今、四十六歳。お父さんが生まれた年に植えたんだからあの桜は四十六年間も毎年花を咲かせてくれたけど、もう木がだめになっているんだよね。家の方に倒れると危ないから、残念だけど切るしかないかな。」
と言って寂しそうな顔をした。それを聞いて、私は胸が痛くなった。四十六年もの間、だだ黙って花を咲かせ、静かに花を散らせて、家族を幸せな気分にさせてくれた桜の木。私は、まだ別れたくない気持ちでいっぱいだった。
 数日間、どうしても桜の木のことが頭から離れず、父に相談した。すると父は、
 「そうか。なんとかしてみるか。」
と言って、桜の木を見に行った。父が戻ってくると、
 「日菜、ちょっと手伝え。」
と言ったので、父について行った。父は、いろいろな道具を持ってきて、二人で桜の木の手当をすることにした。まず初めに、家の壁や屋根にぶつかっている枝を切り落とした。次に少しやせてきた幹の周りに、六、七本の添え木を支えるように立てた。最後に、土から出てきている根っこの部分に土をかけ、ていねいに足でふんで固めた。私は、
 「これで元気になるかな。」
と、父に聞くと
 「やらないよりはいいと思うけど、心配なら毎日自分で見に来たらいいと思うよ。」
と言われた。心配だった私は、毎日桜の木の様子を見に行った。
 一ケ月ほどたつと、少し桜の木が元気になったような気がした。私はそっと桜の木に手を当てて、
 「どうか、元気になってください。」
と、つぶやいた。
 それから時間を見つけては、父や祖父と一緒に、桜の木の周りの雑草を刈ったり、根元の土に肥料を足したり、伸びてきた枝を切ったりと、出来るだけのことをした。 
    台風や大雪の時は、細い枝が折れてしまっていたので、これで大丈夫かなと心配した。
 でも、今年の春も、見事な花を咲かせてくれた。私はまた、桜の木に手を当てて、
 「今年もきれいな花を咲かせてくれて、ありがとう。」
と、話しかけた。すると、花びらがひらひらと私の頭の上に落ちてきた。まるで
、温かく私の頭をなでてくれているような感じがした。私は思わず
 「どうか長生きしてください。」
と、心の中でつぶやいた。祖母も、
 「日菜ちゃんのおかげで、桜の木が元気になってよかったよ。ありがとうね。日菜ちゃんは『桜守』だね。これからも桜守がんばってね。」
と、喜んでくれた。私は、心を込めて桜の木の世話をして良かったなと思った。
 私が生まれたときに、祖母が記念樹として八重桜を植えてくれた。ソメイヨシノと八重桜。父の木と私の木。まるで親子のようである。この桜の木には、いつも元気づけられたり、慰められたりしているから、家族と同じような感じがする。春には花見やスケッチを楽しみ、夏には青々とした緑の葉に元気をもらう。秋には、落ち葉を集めて、冬には白い枝を眺める。思えば一年中何かを感じさせてくれる桜の木である。
 この美しい桜の木が一日でも長く生きられるように、私は桜守をがんばりたい。そして、将来自分の子どもにもこの美しい桜を見せてあげたいと思う。

そば打ち体験学習

 11/17(金)5・6年生がそば打ち体験を行いました。これは、そばという食文化を通し、自然豊かな熊倉町の良さに感謝するとともに、そば打ち名人の素晴らしい技術に触れることを目標に,総合の時間で実施しています。今年で18年続いています。
 10:30~市農村婦人の家にて、佐藤武義さん・齋藤 康寿さん・齋藤 市美さんを講師にお招きしてそば打ちが始まりました。
 さらに、齋藤 幸子さんと髙畑 美和さんには、おいしい天ぷらやそばのつゆ・漬け物などを作っていただきました。また、保護者のスクールパートナーとして、鈴木 美知子さん(6年生保護者)・小林 友紀さん(6年生保護者・磯部 ルリ子さん(5年生保護者)・遠藤 広香さん(5年生保護者)のお手伝いもいただけて、児童達は安心してそば打ち体験が出来ました。皆さん、大変お世話になりました。
    
    
    
    
   スクールパートナーの皆さんもおいしい顔!
          
   
 講師の皆さん。
    
 とてもわかりやすく教えてくださってありがとうございました。また来年もよろしくお願いします。